2008年11月27日木曜日

◆たまには書評らしきものも

ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
岸良 裕司 三本木 亮

ダイヤモンド社 2008-11-08
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久しぶりに読んで元気が出る本に出会えたので、残しておきます。ゴールドラット博士の「ザ・ゴール」シリーズの最新版で、岸良 裕司さんが監訳をされてます。以前に読んだ「ザ・ゴール」シリーズや、岸良さんの「全体最適の問題解決入門」
全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!全体最適の問題解決入門―「木を見て森も見る」思考プロセスを身につけよう!
岸良 裕司

ダイヤモンド社 2008-08-01
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と合わせ読むことで、全体最適とそこに至るための明晰な思考に近づけたような気がします。

特に私にとって大きな発見だっのは、思考の訓練をしようとする際によく自分が「トートロジー」(ここでの意味は辞書で「アイデンティティー」を調べたら「自己同一性」とあったので「自己同一性」を調べたら「アイデンティティー」とあってはまってしまう!イメージ)に陥ってしまっていたことを自覚でき、またそこから抜け出す思考の進め方を知り得たことですね。今後思考の訓練を積んで行くにあたってこれは重要なことだと思います。「ものごとはそもそもシンプルである」ということとあわせて勇気をいただきました。  

別の目線での感想としては、今回小売業における全体最適の事例が多数紹介されてありましたが、基本的には「ザ・ゴール」にあった生産現場の劇的な生産性向上から連なるソリューションと理解しました。そして、舞台としてもBRICsと呼ばれる新興市場での劇的な成果となっている点が、モノを作ってもなかなか売れない日本などの成熟市場の読者には、もしかすると多少の抵抗感を持って読まれるかもしれないという感じを受けました。(もちろん、事例がこの本の本質ではないのですが。。。)

ふと感じたのが、日本などにおいては、製造現場の劇的な生産性向上をベースにしたソリューションに加えて、私のお師匠さんが探究している「サービスサイエンス」 をもとにした全体最適の取組が素晴らしい成果を生み出すのではないかということです。先進国ではサービス産業の割合が高く、消費者は「One To One」や「自分に最適なもの」を「いつでもどこでも好きな時に」求めます。こうした状況の中で、サービスサイエンスに基づく改善活動と劇的な生産性向上(24時間365日のコールセンター、保守サービスやセコムのホームセキュリティなどが事例としてはあてはまるでしょうか)によって革新的なサービス品質の向上がのぞまれますが、これとTOCの考え方に親和性があるのではないかと。 今後掘り下げたいテーマです。

2008年11月25日火曜日

◆朝の絵本

 朝でかける準備をしていると、妻がおもむろに「○○さん(幼稚園で同じクラスの家)のところは朝子供に本を読んであげてからでないと会社に行けない」ということを言い出しました。最初は意図がわからなかったのですが、渋々そのつもりになって待っていると、妻はだらだらと朝ごはんを食べている子供に「朝ご飯食べて幼稚園に行く準備が終わったらパパが絵本を読んでくれるよ」と伝えてます。すると子供はあわててご飯を食べ終えると、さっさと洋服を着替えて、持って行く者も全部あっという間に準備して、私のところに絵本を持ってきました。これには納得。。。

 小さい子供は朝の準備にモタモタするものですし、朝は親も(特に母親は。。)忙しいのでついつい「早く食べなさい!」とか「さっさと準備しなさい!」などと声を荒げがちです。あんまり怒っていると、しまいには子供もグズリだしたりしてますます遅くなり、あまりいいことがありません。
 
 この方法なら子供は喜んで早く準備しますし、平日はあまり接点を持てない父親とのコミュニケーションにもなります。

 正直言えば面倒くさくはあるのですが、こんな素敵な解決策なら協力せざるを得ないですね。

2008年10月29日水曜日

◆32歳になりました・脱サラについて

私は今日10月29日が誕生日です。32歳になりました。あまり節目の年という感じでもないですが、今年は会社を辞めて独立したので一応何か残しておこうかと思いました。
私には兄と弟がいますが、今年私が独立したことで、兄弟にサラリーマンが一人もいなくなってしまいました。兄はずいぶん前に独立起業し、弟も独立事業主という立場でセールスをやっています。これ自体は結構珍しいケースだと思いますが、私の兄弟は決して特殊な育ち方をしたわけでも、変なキャラクターの持ち主でもなく、父親が公務員の平凡な家庭の中で、いたって平凡に大人になったように思います。学校でもそれほど目立つわけでもなく、かといって皆から浮いている存在でもありませんでした。
これは一つの仮説ですが、平凡なうちの兄弟が3人そろって若いうちからサラリーマンでなくなってしまったという事実は、日本でも個人の働き方が変わってきたことの表れではないかと思っています。それも「ひと山あててやろう」というノリではなく、一人のビジネスマンとして自分を高めたい、かつ社会に貢献したいという純粋な思いをぶつける対象が、会社という組織ではなく、直接的に顧客や社会になっているのではないかと思うのは考えすぎでしょうか。しかし大企業に就職して出世コースを歩むことが幸せになるための必要条件みたいな時代はとっくに終わっています。独立という決断の先にどのような道が広がっているのかまだまったく見えませんが、世の中これまでとは違う風が吹き始めている気がしてなりません。

2008年10月10日金曜日

◆しゃらくせーコンサル②

 前々回の続きです。えらそうなタイトルをつけてしまったため、ちょっと続きが書きづらいなぁと多少後悔したりしてますが。。
 どんな職種でもそうだと思いますが、部下に対して上司は常に自分の答えを持ってなければならないと思います。自分の中に正解がないまま、仕事を部下に丸投げした挙句、失敗したらそのことを責める様な人間は上司失格ですね。ただ、上司が正解を持っているからと言って、何でもかんでも指示して部下に考えさせることをしない上司も考え物です。(私はこの辺が下手だったりしますが。。)
 コンサルタントはお客様にとって、ある意味優秀な上司のように相談しがいのある存在でなければならないと思うのです。お客様の課題に対しても、常に正解をもち、かつお客様自身が自分の答えとして正解、あるいは間違いの少ない方向に進めるよう支援することが重要だと思います。
 業種や様々な背景が異なるお客様それぞれについて、常に正解を持ち、尚且つそれをお客様自身のプランとして実行に移させることのできるコンサルタントというのは実はとても少ないのではないかと感じています。(正解に関しては、多くのお客様が共通の課題を抱えていたりするので仮説立てはできるでしょうが)そもそも頼りになる上司同様、全幅の信頼をお客様から得られていなければ、コンサルティングという仕事自体成り立たないと思います。そういう意味では、コーチングやファシリテーションのやり方を学ぶことも重要かも知れませんが、もっと大事なのは(特に若いうちは)お客様の身内となって一緒に課題に向かおうとする熱意なのではないかと思います。

2008年10月5日日曜日

◆久々の更新と報告

 ずいぶんと更新をさぼってしまいました。この2,3ヵ月はバタバタしていて、忘れていたわけではないのですが。。
何をバタバタしていたかというと、会社をやめて、仲間と2人で独立・起業しました。起業の形式は2人で資本を出し合って、株式会社に。社名は「シンキングリード株式会社」です。社名の由来は「考える葦」の英語読みですね。本格的に動き始めたのは9月からなのですが、準備や色々で7月と8月はバタバタしてしまってました。そのバタバタの詳細は追々気が向いたらここにも載せたいと思いますが、このブログ自体は「企業日記」みたいにするつもりもないので、今まで通り、普段感じだ事を個人としてのんべんだらりと書き綴ろうと思います。

2008年7月11日金曜日

◆しゃらくせーコンサル①

 ちょっと変なタイトルですが、あるお客様と話していた際に出てきた言葉です。あるコンサルタントとの会話の中で、そのコンサルタントは「○○様が考える問題とは何ですか?」「その原因とは何だと思われますか?」といった質問を繰り返し、思わず「しゃらくせー、こっちが求めてるのは結果だ!」と感じたとの事です。コンサルタントとクライアントのかみ合わないやり取りが目に浮かぶような話だと思います。
 こうしたかみ合わないやり取りでは、大体においてコンサルタント側に問題があるように思われます。コミュニケーションやファシリテーションに関する啓発本などで、お客様の中に正解があるということや、それを引き出すための質問のあり方やファシリテーションのあり方が流行っていた時期があったかと思いますが、そうした能力はコンサルタントに必用な能力ではあるものの、必要条件に過ぎないと思います。お客様の課題解決や価値向上につながる本質的な支援が見えにくいと、お客様からすれば「しゃらくせー」となってしまうのだと思います。

ちょっとこの話は続けてみようかと思います。

2008年6月30日月曜日

◆タップダンス!

 この週末に前々から始めたいと思っていたタップダンスに通い始めました。近所のダンススタジオGAMBA に娘と一緒に。元々音楽とかダンスとか、そういった方面の趣味を全く持っていなかったので、何かやりたいと思っていたのですが、休日に娘を奥さんにまかせっきりにするのも気が引けるので、一緒にできればベストかなぁと漠然と考えていました。 
 以前少林寺拳法をやっていたこともあるので、これを娘と一緒にやることも考えてはいたのですが、私自身新しいことに挑戦してみようかと思い、たまたまWebで見つけた近所のダンススクールに申し込みました。
 レッスン自体は、3歳の娘と一緒ということと、難聴のこともあって個人レッスンという形で教えていただくことに。タップシューズがとてもかわいかったので娘も大喜びでした。(補聴器をつければ音楽もステップの音もどうにか聞こえているようです)
 私もYouTubeの動画などで予習をしたりと張り切ってますが、http://jp.youtube.com/watch?v=xls7jBBK12Mできればそのうち人様にご披露できるくらい上達したいと思っています。

2008年6月18日水曜日

◆まだまだ修行が。。。

 少し前に、ちょっとしたセミナーで話す機会がありました。自分にとってはじめてのことだったのですが、普段聴衆の一人としてセミナーに参加することがあり、その中で人を惹きつける話とそうでない話(内容や話し方含めて)があることを感じているので、自分は前者になってやろうと講演の中身や話の展開を考えていました。話の内容としては、営業というテーマについて、これまで多くのお客様と関わってきた中で、これが一つの答えなのではないか?と感じているものを盛り込み、各スライド毎にどれくらいの時間配分で話すかも準備しておきました。セミナー後に参加者にアンケートを取るので、その満足度が5点満点中平均で4点以上になることを目標にしました。(「参考になった」と「非常に参考になった」の間くらいですかね)
 結果から言うと目標未達。。。講演自体は最初は緊張したものの、伝えたい内容は伝えきったと思うのですが、満足度が平均して3点台だったのと、内容についてのコメントがあまりいただけなかったのに正直凹みました。色々反省することはあるのですが、(セミナーのタイトルと副題だけ先に別の方に考えてもらっていたため、タイトルと内容と合ってなかったなぁとか、よくある問題の話をする際に聞き手の感情面も配慮して話したほうがよかったなぁとか。。。)話した内容自体は今自分にできるベストを尽くしたつもりなので、完全に修行が足りないということですね。ちなみにそのセミナーですが、幸いなことに私の師匠(講演をすれば平均満足度がほぼ満点という超人!)にも聞いていただいて、色々問題点も指摘していただいたので、少しずつ改善していきたいと思います。

2008年5月22日木曜日

◆たまにはニュースから

 トヨタ自動車が現場のQC活動を業務と認定し、残業代を全額支払うことを決めました。

 トヨタ、「カイゼン」に残業代 業務と認定、来月から

 成果主義に立って働く人たちからすれば、現場の社員が会社から命令されてもいない、生産性向上のための活動を自ら考え、実行するということは、考えられないことかもしれません。こうしたQCのような現場の自主的な改善活動は日本の製造業の強みとされてきました。しかし昨年12月にトヨタの従業員の急死が過労死であり、QC活動も業務と認める判決が出たことで見直しの動きになったのだと思います。私も1従業員として考えると、QC活動に実質強制参加でほとんど無報酬となるとどこまで前向きに参加できるか疑問です。
 逆に経営者の立場に立つとどうでしょうか?顧客へ提供する価値を生み出しているのは間違いなく現場です。その現場がTOPの言われたことだけ淡々とやる集団であれば、TOPがどんなにすばらしい方針や戦略を打ち出しても、すぐに他社に真似されて陳腐化するか、もしくは実行にすら至らず実現されないかも知れません。逆に現場が自ら考え、行動する人たちの集団であれば、経営者としてこれほど心強いことは無いでしょう。

 良いものを作っていれば売れていた時代はとっくの昔に終わっています。企業はいかにして利益を生み出すかに知恵をしぼらなければならず、コストをしぼり、生産性を上げるための努力を強いられます。しかし、企業で働く人たちは当然豊かになりたいと望んでいます。その点ではQCのような活動に対してあまり意義を見出せない人も増えているでしょう。しかし、残業代をもらって多少収入が増えたとしても、企業自体の売上も増えなければ当然利益は圧迫されます。仮に赤字になりでもしたら、そこで働く従業員は誇りを持って働けるでしょうか?日本は企業とそこで働く人の新しい形を作っていかなければなりません。簡単には答えは出ないでしょうが、「働く喜び」「仕事に対する誇り」そしてそれを共有できる「小さな組織」そういったことがキーワードになると考えています。

2008年5月17日土曜日

◆自転車通勤

 以前からやろうやろうと思っていた自転車通勤を実行に移しました。今私自身は自転車を持っておらず、引っ越しをきっかけに車も売ったので、新しい自転車が欲しいと思っていたのですが、「今ある自転車で一度やってみたら?」とうちの奥さんに言われて、荷台に子供用のイスの付いたいわゆる「ママチャリ」で大塚⇔品川往復です(片道大体14,5Kmでしょうか)。
 大塚から文京区に下って、後楽園や東京ドームの横を通り、皇居脇の内堀通り、日比谷公園、東京タワーと、東京の名所を通るルートで、朝早く出たため車も少なく、とても気持ちのいい通勤となりました。時間は大体1時間くらいでしたね。ほとんど坂も無く、快適です。帰りは後楽園から大塚のあたりが微妙に上り坂になっているようで、ギア無しのママチャリだと結構大変ではありましたが。
 これなら無理のない範囲で続けられそうです。(週1,2回くらいでしょうか)そこで今朝再度自転車購入をうちの奥さんに相談していたところ、娘から「私もピンクの自転車が欲しい!」と手話で主張されました。。今年の誕生日に買ってあげると言っていたのですが、どうもそれまで待ってくれそうに無いです。

 まぁ、それはともかく、昨日は自転車通勤で体を動かすことができたため、心なしか仕事中も体が軽く感じました。心や頭が疲れたときには体を動かすのがよく、その逆で体が疲れているときには本を読んだり、頭を使うことをやるのが効果的と聞いたことがありますが、本当のようですね。

2008年5月7日水曜日

◆幼児用トイレ

 うちの子供はまだトイレトレーニング中です。大分オムツ離れも進んできたのですが、外出のときまだもう少しといった感じです。(でもこのGWの旅行中に普通のトイレでオシッコできました!)

 外出のときに助かるのが幼児用トイレです。(写真は銀座線三越前駅内で撮ったもの)家の中だと「オマル」でオシッコできても、外出時に普通のトイレだと怖がってしまって、またオムツなんてこともあるのですが、うちの子供は幼児用のトイレがあれば外出先でも問題なくオシッコできます。

この幼児用トイレ、最近校舎が建った大塚ろう学校や、以前よく行っていた吉祥寺の東急デパートなどにはあったのですが、まだ普及はこれからといった感じのようです。

これがどこにあるのか、MAPにできれば良いかも、と以前にブログのネタにした「地下鉄乗り換えマップ」を思い出しつつ、ググって見たところやっぱり既にありました。
「赤ちゃん安心お出かけMAP」



しかもこのMAP、2007年にグッドデザイン賞まで受賞しています。

2007グッドデザイン賞

作ったのはユースキン製薬株式会社のマーケティング室ということですが、会社の規模を見てもそれほど大きい会社でもないようです。 会社の規模や資金力に頼らずに、こうした顧客に提供する付加価値を考えたホームページ作りは見習いたいものです。実際にアクセス数も伸びているのではないかと想像します。

2008年4月25日金曜日

◆できない気持ち・デキたい思い

 会社で、今年の新入社員向けに研修を行いました。他部門に配属された新人向けの研修カリキュラムの一貫として私のチームの仕事についての研修をやって欲しいと頼まれての仕事です。本業ではないので、やっつけでやってしまってもよいのですが、色々伝えたいことや研修を受ける立場から見た面白さを考えていくうちに、結果的にはかなり凝った内容で研修を行うことになりました。(実は私は中学の頃まで教師になりたいと思ってました)
 アジェンダ+テキストを用意して1時間半くらいの講義の後にペーパーテストを用意していたのですが、講義内容が短時間で盛りだくさんなところもあったため、講義中私が強調したポイントを押さえているかの確認程度のものです。テキスト見ながらでもあるので、講義を聞きながら下線を引くくらいのことをやっていれば満点取れるだろうと思っていました。が。。。
 結果は満点を取ったのは7人中1人だけで、合格としていた80点以上は2人だけ。。(ショック!)講義中は寝てるやつもいなかったし、メモも取っている様子だったし、質問も結構出たので、反応は悪くなかったのですが、やはり何かを伝えるというのは難しいものです。。採点をしながら「全く最近の若いやつは・・・」なんて思っていましたが、まぁ私自身の新入社員時代を思い起こすと、普通に講義中寝てたなぁとか、何も身になってなかったなぁなどと思い出します。以前諏訪さんが「自分で考える素地の無い新人などに『自分で考えろ』といってもだめで、自分で考える価値のあるところまでは引っ張りあげてやる必要がある」とおっしゃってましたが、私自身まさしく多くの「引っ張りあげて」くれた方々がいるからこそ今があるのだと思います。少し成長するとその分見える世界が広がり、そこに立つと自分がいかにできないか、足りないかを自覚してきました。人はその自覚から次の成長へ進むことができ、逆にその自覚がないと成長がそこで止まるのだと思います。
 今、新人などを教えるような立場にいて思うのは、私自信は自分のできない部分に向かい合ってきたので、ある意味できない(と自分で思っている)人の気持ちが分かります。ですので今度は私が「引っ張りあげて」あげられる人でありたいと思っています。同時に、デキるようになりたいと思う人しか引っ張りあげられないということもあると。

2008年4月7日月曜日

◆引っ越しました

 引っ越しをしました。子供の通学の都合などで、学校に近いところに引っ越したのですが、全然片付かず、さらには引っ越し前日からひどい熱が出てしまって大変でした。

 さて、今回の引っ越しはアートコーポレーションさんにお願いしたのですが、さすが業界トップクラスの企業だけあってサービスメニューにも、CS向上の取り組みにも色々工夫しているなぁということを感じました。作業が終わった後にアンケートをお願いするくらいのことはよくあることだと思うのですが、搬出、搬入それぞれの作業の後に、現場リーダーの方が事務所のマネージャーさんに報告する電話の中で、お客様にも電話に出てもらい、マネージャーさんと直接作業の完了状況について確認するようにしています。(まぁ、この手のやり方だと現場との摩擦を恐れる日本人としては仮に不満や不安があったとしても伝えにくいわけですが。。)他にも引っ越し先での各種届け(電気やガス、新聞など)の代行など、様々なサービスがあり、「引越を「運送業」としてではなく、「サービス業」として発展させてきました」(ホームページより)というだけのことはあるなぁという感じです。
 
 これら多くのサービスやオプションのサービスメニューについては、引っ越しというサービスが現場の人間がその肉体労働で提供されるものである以上、体力のある企業にしかマネできないものだという感じはします。でも、実際に引っ越しをするお客の立場から言えば、私のようにお金に余裕のあるわけでない普通の人間の引っ越しにおいて、「荷造りご無用」とか、「開梱やります」といったオプションは中々頼みにくいわけで、やはり引っ越しというイベントは一大プロジェクトとなってしまい、往々にして準備の時間が十分に取れず不本意な作業となってしまったりするのではないでしょうか。(私はこれを機に色々不要なものを処分するつもりだったのですが、中途半端になってしまいました。。)
こういった点に関して、ITの進化や技術の進化は答えを出していけるのでしょうか?難しいと思うのですが、こういった切り口で参考になった記事があったので貼っておきます。
セコム木村会長が語る経営哲学:
「ソフトウェア業界はもっと汗をかかんといかん」

2008年3月17日月曜日

◆体が二つ欲しい。。。

 近々引越しを予定してます。色々と紆余曲折があって、引越し先が決まるのが遅くなってしまい、ここのところずっと土日は家族サービスらしいことができてません。

 こういう状況のときに限って仕事も忙しくなりがちで、先日は土曜日にお客様に向けた説明会の講師として休日出勤をしました。このお客様ですが、次回は大阪での説明会が同じく土曜日に予定されており、家族にかかる負担を考え、一旦は大阪の仲間に講師をお願いしてお断りしていたのです。そこで引越し準備の合間を縫って、家族でイチゴ狩りに行こうと約束していたんです。。。ところが、先日の説明会の内容について、かなりご評価いただいたらしく、お客様から営業担当を通して次回も是非私にという打診が。。。営業には「ムリ。。。」と即答したのですが、先方は頑として引かないご様子です。

 このお客様の姿勢に私は実は少し共感してしまっています。自社のプロジェクトを何としても成功させるために、自社のことをよく知る人間に説明会を担当して欲しい、システムを導入する際のユーザーの心理的な抵抗を減らすために、前回と同じクオリティの説明会を実施したい。そういった強い思いを持った人物がお客様にいないといけないと私は常々思っているのです。

 そして、私自身、シユーザーが始めてシステムに触れる説明会を至極重要だと思っていて、貴重なその機会を最大限生かすために熱意を持って様々な工夫を凝らしてやっています。それをご評価いただいたということに単純に意気に感じているところもあります。

 それでも家族が一番大事だと思っているんです。イチゴ狩りを何とか他の日に調整して家族の理解を求めていくしかないんでしょうか。。本当に体が二つ欲しいです。。。


 後日談。。。結局この件は丁重にお断りし、大阪の仲間に対応してもらうことにしました。ひとつには大阪の仲間を信頼していたのと、やはり家族が優先ということで。ちょっと心苦しかったのですが、今回はご理解くださいということで。

◆知人を紹介する・される

 ビジネスのシーンにおいても、プライベートのシーンにおいても、自分の知人同士の利害が一致して人を紹介したり、あるいは自分が信頼する人に相談したときなど、その知人を紹介されたりすることがあります。紹介することでよい結果につながれば双方からの信頼は深まりますし、よい結果につながらなかったとしても利他の心を持って他人どうしを取り持つという行為はありがたいものです。

 私自身、知人を紹介することがたまにあるのですが、特に商売に関わる話で人を紹介する場合は、双方にとってメリットがあるかということが重要だと思っています。自分で商品やサービスの価値をある程度理解しており、紹介する相手にとっても価値のあるということが推測できることが重要だと。当たり前の話なのですが、これが本当に大事で、この姿勢をずっと貫いていれば、自然と「あの人の紹介であれば大丈夫」とか「困ったことがあったらまずあの人に相談しよう」といった信頼が得られ、自分にとって大きな財産になります。逆にどちらかの利益を損ねるような、何か不義理な状況が生じてしまえば、自分の信頼を損ねたり、紹介してくれた人の顔に泥を塗るということにもなりかねません。

 以前自動車メーカーの本社に勤めていた際に、母親の友人の娘さんが車を購入するという話があったので、仕事上お付き合いのあったディーラーの知人に連絡を取って便宜をお願いしたのですが、私が紹介しようとしたディーラーに行く前にその娘さんは別のディーラーで購入を決めてしまったということがありました。知人からは「安くしといてあげるよ」と言っていただいていたので、その後事情をご説明してお詫びした際の申し訳ない気持ちを今でも覚えています。(まぁこの程度は商売上よくあるお話ではあるのでしょうが)
 
 知人を紹介する以上、その知人の不義理は自分の不義理、自分が人に紹介される際には紹介者の顔に泥を塗るようなマネは決してしない。そう考えて人とモノを見る目を養いつつ、より多くの人との信頼関係を築いていきたいものです。
 

2008年3月6日木曜日

◆働き甲斐

 仕事の話になってしまいますが、ちょっと嬉しかったので残したいと思います。ここ数日メンバーと一緒にバタバタと対応していたお客様からお礼のメールを頂戴しました。一部マスキングして転記します。

-----------以下転記(一部マスク)---------------

 皆々様 いつも大変お世話になっています。 おかげさまで本日○○プロジェクトを始動することができました。 午前中より夕方まで様々な質問に対して、迅速な対応をしていただきありがとうございました。 初日で、案件獲得。××の案件を△△することができました。 常に真摯に対応をしていただく◇◇社の皆様のおかげであるとスタッフ一同、心より感謝しています。 ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします。

------------------------------------------------

 BtoBでシステムなどのソリューションサービスを提供している場合、時にフロントに立つ営業やコンサル、SEなどがお客様から感謝の言葉をいただくということがあります。しかしコールセンターや開発者(プログラマ)など、どちらかというと「縁の下の力持ち」的な働き方をしている人たちがエンドのお客様から直接感謝の言葉をいただくということは少ないのではないでしょうか。
 システムやものを作っている開発者や、サービスを提供している人たちは、本来お客様に価値を提供している主体です。そして恐らく多くの人がお客様に価値を提供できた、喜んでもらえた、ということを働き甲斐と感じているのではないでしょうか。上記のようなお礼をお言葉をいただいたとき、私はなるべくフロント以外の、縁の下の力持ち達にその言葉を届けるようにしています。が、こうしたやり取りは本来エンドのお客様から、直接彼らに届くような仕組みを考えたいと思います。(有機栽培農家とそれを産直で購入する消費者との交流のイメージでしょうか)
 

2008年2月22日金曜日

◆OB訪問を受けました

 昨日大学時代やっていた部活(体育会)の現役の後輩からOB訪問を受けました。毎年この時期になると現役の部員がOBを訪問し、OB会費を集めて回ることになっています。このOB訪問、就職活動中の3年生にとっては、興味ある企業の訪問と情報収集という側面も持っているので、私が現役の時代などは3年生が優先で訪問先を決めていたように思います。昨今は学生の売り手市場だからか、あるいは学生からみると私の勤める会社の魅力が足りないのか(?!)私に電話をかけてきたのは1年生でしたね(笑)

 それは冗談として、私は結構人と会って話すのが好きなので、彼の気持ちを一応確認し、職場の近くまで来てもらい、お昼をおごることにしました。(気持ちを確認しつつというのは、私が学生の時、見ず知らずのOBに会うのが気持ち的に億劫だったので、直接会わずにOB会費を振り込むのがいいのか、会って手渡しの方がいいのかを聞いたということです。)

 焼肉ランチを食べながら、昨年のリーグ戦の結果を聞いたり、私自身も学生時代大変お世話になっていた先生(うちの部活では「師範」と呼びますが)の近況を聞いたりしていました。私は既に大学を卒業して10年になろうとしているので、訪問してきた彼と直接の関わりはこれまで一切無いわけですが、30分ちょっと話していただけで彼との意外なつながりが分かり、何だか不思議な感じでした。
いくつか例を挙げると
 ・彼が次にOB訪問しようとしている方は私が大学1年のときの4年生の先輩
 ・彼のバイト先のコンビニは私も学生のときにバイトしていた先
  ※部の中で代々受け継いでいる、名誉ある仕事です(笑)
 ・彼の出身高校の川越高校は私が1年のときの主将の出身高校
  ※ちなみにこの川越高校は映画「ウォーターボーイズ」のモデルに
    なった高校で、 私は実際に水泳部だった先輩からオリジナルの
    学園祭のビデオを見せてもらったことがあります

 部活仲間のつながりというのは今でも強く、たまに結婚式の2次会などあると、一大勢力になったりします。こうして面識の無い後輩と話した中で、色々な方の顔が思い浮かんできました。たまには連絡を取って旧交を温めたいと思いました。

2008年2月15日金曜日

◆Give & give & give & Take

 自分のビジネスにおける「人脈」を考えたときに、皆さんはどのような人々の顔を思い浮かべるのでしょうか。

  ①名刺を交換したことのある人

  ②一緒に食事をしたり、飲んだりしたことのある人

  ③他業種交流会や勉強会などで関わりを持っている人

それぞれ程度の差はあるでしょうが、①よりは②、②よりは③の方がお互いの信頼関係は築きやすいのではないかと思います。(もちろん、日々人との関わりにおいて、礼儀や仕事上の対応がきちんとできていることが大前提です)

より深く、より広い人脈を築くにはいわゆる「世話好き」であることが重要になります。例えば交流会のようなイベント事に参加しているだけの人と、そのイベントを取りまとめている幹事役の人ではそこで得られる人脈や信頼は雲泥の差となります。参加者にとって充実した時間を提供できれば、「あの人に任せておけば大丈夫」「何かあったきにはあの人に頼もう」と思っていただける可能性は高いと思います。こうした信頼はすばらしい財産です。準備は何かと大変ですし、イベント当日はホスト役として何かと気を配る必用もあると思いますが、それを苦にせず、フットワーク軽く立ち回れることが幅広い人脈を得るために必用な素養なのでしょう。

 このことを表したタイトルの「Give & give & give & Take」という言葉は、私の大師匠(勝手に私が思っているだけですが)の諏訪さんから教えていただいた言葉です。諏訪さんからはこのブログのネタには困らないくらいの気付きと知的刺激をいつもいただいているのですが、「自分の言葉」とするためにはまだまだ修行が必要だなぁと感じます。

 先日たまたま私が担当しているお客様と諏訪さんをお引き合わせし、その調整をやらせていただいたことで少しは自分の言葉となったかなぁと思い、今回のテーマを書いてみました。

 

2008年2月13日水曜日

◆ビジネスの種

 昨晩、なんとなくテレビを見ていた中で初めて知ったことがあったので残しておきます。
首都圏の地下鉄のホームなどで見かける「地下鉄乗り換えマップ」、恐らく誰もが一度は見たことがあると思います。これを発明したのが一人の主婦の方なのだそうです。

 何でも、二人目のお子さんが生まれてすぐに地下鉄のホームで、エレベーターが無いかとベビーカーを押してホームを端から端まで歩いたにも関わらず、結局エレベーターは無く、ぐったりしてしまったそう。そのことがきっかけとなって、週末にお子さんを旦那に預け、周遊切符を使って地下鉄の駅をくまなく調べたそうです。

詳しいところはWebを見つけたのでリンクを貼っておきます。

http://allabout.co.jp/career/invention/closeup/CU20020120/index.htm

見習いたいと思うのはその視点です。一人の主婦が何か不便だ、ちょっと大変だ、そうした日常の中で感じる「問題」を見逃さず、解決策を考え実行に移し、ビジネスにしてしまったのがすばらしいと思います。私もこのような感性を磨いていきたいと思います。

で、早速思いついたことをメモ。

私の親の世代からよく言われるのですが、最近の子供はオムツを卒業するのが遅いそうで、ご他聞に漏れずうちの娘もトレーニング真っ最中です。困るのが外出時。せっかく家にいるときにはおまるに慣れてきたのに、外出先でトイレに行くことができません。
保育園や学校にある幼児用の小さな便器だったら行けるんです。ところがこの幼児用便器はあまりまだ普及してません。先日吉祥寺の東急デパートの子供用品フロアで始めてこの幼児用トイレを設置したトイレを見かけて、うちの奥さんと感激したものです。

さて、この問題どう解決したものか。。。

2008年2月7日木曜日

◆働く姿勢

 営業に関わる仕事をしています。多くのお客様と会う中で、どのお客様との関わりも自分にとって大きな成長の機会を与えていただいていると思うのですが、その中でも特に「この方と一緒に仕事ができて自分は幸せだ」と感じることがあります。そうした方々は仕事に対して真摯であることはもちろん、仲間を大事にし、どんな困難なことがあっても怯まず、そして日々実に楽しそうに働いています。さらに共通しているのは、「お客様に喜んでもうこと」を自らの喜びとしている点です。
 ある旅行会社に勤める方が「自分たちが仕事を頑張っているのは、決してお金が目的ではなく、旅行から帰ったお客様に『楽しかった』といっていただきたくて、そのために日々駆け回っているんです」とおっしゃってました。その一方で、仕事を取るためにお客様に正確な情報を伝えなかったり、売りたいばかりでお客様の思いに耳を貸さず、その姿勢を「テクニック」と自ら豪語するような方と仕事で関わると、私自身、随分と気が滅入ってしまいます。

 こうした違いは個々人のキャラクターの問題と言ってしまえばその通りだと思いますが、企業として見たときにはそのトップの姿勢に拠る部分が大きいような気がします。「きれいごとを言っていても収益を上げられなければ意味が無い」というのは一見正しいのですが、収益を上げるのは企業としては当然で(もちろんそれは簡単ではないですが)きれいごとを実現していかなければ働く意味が無いと思います。

2008年1月29日火曜日

◆ロジカルシンキングと次の課題

 3,4年前、そのときの上司にあって当時の自分に無いものが「論理的思考能力」だったと思います。ロジカルに物事を捉えて考える力は、最近では大分身についてきたと思うのですが、以前はさっぱりでした。とりあえず本屋に向かって手に取ったのは「ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ」
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でしたが、この本を読んで「ロジカルとは『分かりやすい』ということだ」ということについて妙に納得はしたのですが、実際に日々の仕事の中でロジカルに考えをまとめたりするところまではなかなか至りませんでした。最近ではロジカルに物事を捉えて話を展開することができるようになってきたと思っているのですが、実はそう思うようになるにあたって、きっかけとなったのが「頭がよくなる論理パズル」です。
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論理に関する様々な問題が1ページごとにあり、通勤の電車などで実に気軽に取り組むことができ、自然と仕事の中でも「AがBであるということは、Cについては・・・」なんて感じで考えを進めることが習慣付いてきたように感じます。そうなるとある程度自分が経験したことのない場面でも論理的に考えて切り抜けられるようになってきたのかなぁと。

さて、ロジカルシンキングの次、私の目下の課題は物事や他人の意見などを多面的に捉えて、自分なりの考察を加える力です。例えばサブプライムローン問題や大阪府知事選などの時事ネタについて、自分なりに分析し、論評を展開するということがなかなか難しいんです。(単純に知識が足りないということもあるのですが。。)要は自分で考える力が不足しており、巷でよく言われている「詰め込み教育の弊害」と感じたりもしますが、まぁこのブログを1,2年続けることで少しずつ身に付けて行きたいと思います。

2008年1月14日月曜日

◆言葉を変えると行動が変わる

 たまたまWebで見つけた日本マクドナルドの原田泳幸社長言葉に感銘をうけました。言葉を変えると行動が変わる
 困難な状況に立ったとき、「○○だから××できない」とか「○○だから△△なのは仕方がない」と、(例え口には出さなかったとしても)業界の常識や古くからの慣習を盾に言い訳してしまうことがよくあります。こういったものによって思考が制限されてしまうことは多いと思います。
  ---------以下引用------------
  たとえば
  「雨が降ったから売りあげが落ちました」
  なんていうのが今までの言語です。

  「昨日の売りあげ、なんで悪かったの?」
  「雨だったんです」

  この外食産業の常識に囚われたら
  新しいビジネスは生まれないから、
  今後はこういう時には
  「雨が降ったら、もっと売れる方法ない?」
  というメモに替えようと。

  「新しいメニューを出すのに、
   一年半かかります」
  これも業界の常識です。
  「三か月で出せたら、
   どういうことが起こるだろう?」と。
  こういうふうに言語から変えていかないと、
  発想が変わらないですから。
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この言葉に感銘を受けたポイントは3つあります。
一つには、こうした発想をし得る人が革新的な「ヒラメキ」にたどり着くのだということに気付かされたこと。
もう一つは人の行動を変えるというのは本当に難しいことですが、原田社長が経営者として人(社員)の行動を変えるためのキモというか、コツをそのご経験としてお持ちで、この言葉が実に説得力を持ったものであることにある種の勇気をいただいたということ。
最後は急にレベル感が下がりますが、私自信が自分以外に原因を求めて「○○できない」ということを発言してしまうことを痛切に反省したということです。

これらのポイントは確実に今年の自分の血肉にしていきたいと思いました。

2008年1月7日月曜日

◆あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 私は4日から出勤でしたが、休みを取っている方も多かったので、職場では今日が仕事始めといった雰囲気です。皆さんどのようなお正月を過ごされたのでしょうか。

 我が家では、例年福岡の実家に帰省するのですが、今年は家族だけで白樺湖方面に旅行に出かけました。3歳の娘に初めて雪山で遊ぶ体験をさせたかったのと、日ごろ忙しい奥さんをゆっくりさせてあげるのが目的で、大晦日から元旦にかけて1泊の旅行です。11月の中旬に特にエリアは絞らずにホテルを探したのですが、なかなか空いているところがありませんでした。ようやく見つけたのが白樺湖近辺だったのですが、何度かスノーボードなどで行ったことのあるエリアなので、大雪の中車での旅行となりましたが、無事に楽しんで帰ってくることができました。

 ホテルですが、大晦日だったこともあり、家族経営のペンションやロッジのようなところではかえって落ち着かないかと思い、割と大きめなリゾートホテルにしました。伝統と格式のあるホテルであるということは、今の天皇陛下が皇太子時代に宿泊したという写真が飾られていたことにも現れていました。ですが、事前に旅行会社のWeb上で利用者の声を見てみると、何やらスタッフの対応についてマイナスな書き込みが多く見受けられます。(今の時代ホテルなどサービス業はこうした口コミの評判がかつてとは比べ物にならないほど重要な要素になっています)ある意味期待しすぎることが無かったため、失望することも無かったのですが、実際に泊まってみると「なるほど」と思わせる対応が。。(チェックイン時に結構待たされたり、フロントでチェックインの対応をしながら受付の女性が他のスタッフに大声で指示を出していたり、預けてあった荷物は部屋に運んでおくといっていたにも関わらずそのままで、さらには持ち込んだ紙袋が破れていたり、、、オプションで申し込んだ年越しそばは忘れられてるし。。)
 こういった対応を見ながら昨年泊まった星野リゾートが運営するホテル(満足度は高かったです)のことを思い出しつつ、問題は設備ではなく運営にあるのだなどと考えたのですが、家族でレジャーに来ているというのに正月早々そんなことを考えている自分が何だかおかしく、ある意味病気だと思ってしまいました。。

 今年はどんな年になるのか(するのか)、まだ計画を立てられていません。昨年は適当に抱負を決めてしまい、計画倒ればかりになってしまったので、今年は1月の中旬までには明確にしたいと思っています。