2008年10月29日水曜日

◆32歳になりました・脱サラについて

私は今日10月29日が誕生日です。32歳になりました。あまり節目の年という感じでもないですが、今年は会社を辞めて独立したので一応何か残しておこうかと思いました。
私には兄と弟がいますが、今年私が独立したことで、兄弟にサラリーマンが一人もいなくなってしまいました。兄はずいぶん前に独立起業し、弟も独立事業主という立場でセールスをやっています。これ自体は結構珍しいケースだと思いますが、私の兄弟は決して特殊な育ち方をしたわけでも、変なキャラクターの持ち主でもなく、父親が公務員の平凡な家庭の中で、いたって平凡に大人になったように思います。学校でもそれほど目立つわけでもなく、かといって皆から浮いている存在でもありませんでした。
これは一つの仮説ですが、平凡なうちの兄弟が3人そろって若いうちからサラリーマンでなくなってしまったという事実は、日本でも個人の働き方が変わってきたことの表れではないかと思っています。それも「ひと山あててやろう」というノリではなく、一人のビジネスマンとして自分を高めたい、かつ社会に貢献したいという純粋な思いをぶつける対象が、会社という組織ではなく、直接的に顧客や社会になっているのではないかと思うのは考えすぎでしょうか。しかし大企業に就職して出世コースを歩むことが幸せになるための必要条件みたいな時代はとっくに終わっています。独立という決断の先にどのような道が広がっているのかまだまったく見えませんが、世の中これまでとは違う風が吹き始めている気がしてなりません。

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