2007年10月2日火曜日

◆問題解決するためのコツ?

「問題解決の手法の知識」という本を読んでいます。
問題解決手法の知識 (日経文庫)問題解決手法の知識 (日経文庫)
高橋 誠

日本経済新聞社 1999-01
売り上げランキング : 121125

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

出張先の本屋で手にとって、単純に知識として問題解決手法にはどのようなものがあり、それぞれどのような内容であるのかということを知っておくために文庫を購入したのですが、前段の導入部分も発散思考や収束思考といった考え方についてよく整理されていて、結構読めます。その中で(本書の全体のテーマは組織としての問題解決手法となっているのですが)個人としての問題解決にあたるステップが話題として出てきます。①準備(熟考)、②あたため、③ヒラメキ、④検証というステップなのですが、この③の「ヒラメキ」のためには②の「あたため」というステップがポイントなのだそうです。熟考して問題意識として強烈に脳裏に焼き付けた後、寝かせているうちに、脳の奥にある一見関係ない情報や、ふと目にした情報と結びつき、パッとヒラメク瞬間がある。これはなるほど確かに、と納得しました。以前流行ったプロジェクトXの中でも、壁にぶつかった各回の登場人物たちがある日ふと、ヒラメク瞬間にめぐり合うポイントが必ずといっていいほどありました。
この準備(熟考)し、あたためるという話は、問題を解決するにあたって、一つには絶対にあきらめない、粘り強さを持つということ、もう一つは解決策を思いつきで実行に移すのではなく、熟考することで失敗するリスクを減らせるということだと思います。日々起こる問題について、常にこの粘り強さを持ち続ける、ということができているか。自分を振り、反省しつつ、まずは解決すべき問題を認識したら「書く」ということから心がけていきたいと思います。 このブログもそのひとつですね。

0 件のコメント: