読書の秋ということで色々本を読んでいます。わたしは基本的には歴史小説などが好きなのですが、よく仕事で行き詰るとつい「○○の方法」とか「○○のしかたがわかる本」とか「できる社員は○○している」的な本に手が伸びてしまいます。学生時分就職活動のころは「面接マニュアル」みたいな本を頭から馬鹿にして読もうとしなかったのに、今こうしてノウハウ本みたいな本を読むのは、ある意味社会に出て現実を知り、素直になったということだと思います。社会人として、プロとして当たり前の振る舞いということが自分にできているのか?といった自己反省の気持ちで読んでいるので、それ自体は悪くは無いと思うのですが、読書の姿勢としては、「答えを求めて」読むといった姿勢から卒業しなくてはいけないかなと思います。
一つには批判的に読むという姿勢があるでしょう。本を読んでその内容をただ受け入れるのではなく、自分の価値観や判断基準に沿って賛同できるか、反対ならば対案としてどうするか、といったことを考えながら読み進むやり方です。もう一つには本に書いてある内容で賛同できる事柄について、チャンスを見つけては”実践してみる”というやり方もあると思います。後者のスタイルの方が自分の性に合っていると思っているのですが、私はあまり要領が良くないということもあり、実践してみようとする中で、もっとよく考えればしなくてもいいはずの苦労を経験しているかも知れません。何れにしても、読書から単に知識を得るに留まらず、知的な刺激を得続けたいと思います。

0 件のコメント:
コメントを投稿