2007年12月5日水曜日

◆マツダのディーラーで②

 前回、私が昨年新車を購入した際に比較検討した2社の営業のあり方をご紹介したのですが、私にとって心地のよかった方(マツダの営業)からどのような提案や気付きを得られたかについて書いていきたいと思います。

 ~以下、初回にディーラーに行き、アンケート、車種の検討、試乗の後、オプション検討時に予算オーバーしてしまったため、いらないものを検討している際のやり取り~

 とく:「バックモニターとかいらないかな。。」

 営:「まぁ変な話、駐車のときとか後ろが気になったら一回停めて直接見ればいい、って考え方も有りますよね。」

 とく:「カーナビも20万か。。」

 営:「今のお車に付けて無いのであれば、実際無くて困るシーンはそれほど無いと思います。年に何回かの遠出のときあれば便利でしょうが、費用対効果が薄いと考えるお客様は多いですね。」

 とく:「いっそETCもいらないかな?」

 営:「ETCは高速代ですぐに元を取れるので外さないほうがいいですよ。スノボーとかで遠出されるでしょうし。あ、あとこの荷台の汚れ防止のカバーはあったほうがいいですよ。板とか積むときにどうしても汚れるんで。」

 ~以上~

ポイントとして

 ・この段階で見ていたのは「定価」の見積。

 ・予算を超えてしまって、オプションを削ることを考える際、そっと「あきらめるための手伝い」をしている。(バックモニタの部分は多少苦しい気もしますが。。)

 ・ETCの件など、私が気付いていない視点を伝えてくれている。

 ・スノボーをやるなどの趣味を押さえており、提案をしている。

 上記の後、いくつかオプションを除いた見積を持ち帰ったわけですが、前回書いたとおり、この段階で値引きの話はほとんどありませんでした。ちなみに私は保険会社の紹介で行った経緯もあり、当然値引きしてもらう気満々でしたが。(これは後から聞いた話なのですが、この営業の方は「もちろん値引きをしないわけではないが、まず定価をお客様に提示しないのは失礼」という考え方なのだそうです。恐らくこの段階で見積を他のディーラーに持っていって値引き合戦になるのを避ける狙いもあるとは思いますが。)

 結果的には上記のような対応が私にとって信頼を感じさせるものであり、最終的な価格も申し分なかったために購入を決めました。ベテランの営業の方からすれば当たり前の対応かもしれませんが、結局できる営業とは当たり前のことが当たり前にできている営業なのではないかなと思います。

ちなみに古い営業は「聞く」という姿勢が足りずに一方的に商品説明をしてしまう傾向があり、若い(未熟な)営業だと売れない原因を自分以外に求めてしまう(少し話しただけで「あのお客さんだめっすよ」とか平気で言う)傾向があるのだそうです。

こうした話を聞けるような関係になったのも、この営業の方の購入後のフォローが適切だったからだと思っています。いい買い物、いい経験をさせてもらって感謝しています。

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