2008年7月11日金曜日

◆しゃらくせーコンサル①

 ちょっと変なタイトルですが、あるお客様と話していた際に出てきた言葉です。あるコンサルタントとの会話の中で、そのコンサルタントは「○○様が考える問題とは何ですか?」「その原因とは何だと思われますか?」といった質問を繰り返し、思わず「しゃらくせー、こっちが求めてるのは結果だ!」と感じたとの事です。コンサルタントとクライアントのかみ合わないやり取りが目に浮かぶような話だと思います。
 こうしたかみ合わないやり取りでは、大体においてコンサルタント側に問題があるように思われます。コミュニケーションやファシリテーションに関する啓発本などで、お客様の中に正解があるということや、それを引き出すための質問のあり方やファシリテーションのあり方が流行っていた時期があったかと思いますが、そうした能力はコンサルタントに必用な能力ではあるものの、必要条件に過ぎないと思います。お客様の課題解決や価値向上につながる本質的な支援が見えにくいと、お客様からすれば「しゃらくせー」となってしまうのだと思います。

ちょっとこの話は続けてみようかと思います。